2020年の雨水は2月19日です。
二十四節気のひとつである「雨水」は節分や立春に比べると馴染みがないという人も多いかもしれませんね。
でも、雨水は雛人形を飾るのにうってつけの日といわれているんですよ!
今回は、雨水の期間や意味、読み方と、雛人形を雨水に飾るのがよいといわれる理由も紹介します。
お雛様をいつ飾るか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
二十四節気「雨水の日」の意味は?
雨水の読み方は「うすい」。二十四節気の2番目、立春と啓蟄の間にある節気です。
雨水の日は年によって1日前後しますが、毎年2月18~19日頃になります。
雨水の期間
二十四節気は期間を表すものとして使われることもあります。
この場合、雨水の日(例年2月18~19日頃)当日から次の節気「啓蟄」の前日までが「雨水の期間」になります。
「雨水の候」という時候の挨拶は、この期間中に使います。
意味
「こよみ便覧」という江戸時代に出版された暦の解説書には陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなりと記載されています。
「雪が雨に変わり、地上の雪や氷は解けて水となるころ」という意味になります。
昔から農耕の準備を始める目安とされてきました。
とはいえ、本格的な春の訪れは、まだまだ遠く、雪が降り積もる地域もあります。
その一方で、暖かい地域では福寿草の花が咲き始めるなど寒さの中にも春の気配が感じられるようになります。
二十四節気「雨水の日」に雛人形を飾る意味・由来
今年のお雛様はいつ飾ろうかと迷っている方もいるのではないでしょうか。
一般に、雛人形を飾る時期は立春から2月中旬にかけてがよいと言われています。
ただ、お雛様は女の子の幸せを願って飾るものですよね。
縁起の良い日を選びたいという場合は「大安」か「雨水」がおすすめといわれています。
「大安」は大いに安しという意味で何をするにも運勢が良い日。
立春の後、最初の大安に飾るのがよいです。
また、「雨水」に雛人形を飾ると良縁に恵まれるといわれています。
意味・由来には諸説ありますが、有名なのは以下の説。
そこで日本神話の水の女神は母神といわれるようになります。
また、子宝、安産の神として信仰されることもあります。
そのようなことから
雪がとけて水として流れ出す時期である雨水の日が水神の子宝安産信仰と結びつき良縁に恵まれると言われるようになりました。
その他に、「新緑が芽吹くように、良い縁が芽吹く」という説もあります。
雨水は雛人形を飾る日の目安
実は、雨水と雛人形には直接の関係はなく、雛人形を飾り付ける日にも決まりはありません。
雨水の前の立春から飾ることもあります。
長く飾っておきたいという理由から年明け頃から飾り付けをされる方もいます。
家族の都合の良い日に飾るのが一番でしょう。
ただ、雛祭り(桃の節句)の12、3日前が雨水になりますよね。
そのため、雛人形を飾り始める日の目安にしてみるのがよいと思います。
雨水の期間に旬の食べ物は?
この時期に旬を迎える食べ物には、菜の花、はまぐり、春わかめなどがあります。
菜の花といえば春を告げる食材の代表格ですね。
天ぷらやお浸しでほろ苦い春の味を楽しみましょう。
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