人参は体を温める野菜なので冷え性対策をしたい人は積極的に食べたい食材です。
今回は人参の効果的な食べ方や栄養を手軽に摂る方法を紹介します。
人参は体を温める野菜!栄養効果は?
冬は体が冷えやすくつらい時期。
毎日の食事は体を温める働きをするものを中心にとりたいですね。
薬膳料理で人参は、内臓を温めて体を丈夫にする働きがあると考えられています。
意識してたくさん食べるようにするのもいいかもしれません。
人参の栄養と効果
β-カロテンが豊富に含まれている緑黄色野菜です。
人参は英語でキャロットといいますが、その語源はカロテン。
語源となるほど人参のカロテン量はずば抜けて多く、中くらいの半本で1日の必要量がとれるといいます。
βーカロテンは、体内でビタミンAに変化し、万病の元といわれる活性酸素の働きを抑えます。
また、胃の粘膜の免疫力を高めることで胃ガン予防にもつながります。
肌の傷・ニキビ跡の回復を早めるので美肌効果も期待できます。
目の粘膜を強くするので、疲れ目や夜盲症、結膜炎の予防にも効果があるといわれています。
体を温める人参の栄養を効果的に摂る食べ方
βーカロテンは、皮のすぐ内側に多く含まれています。
効果的に栄養を摂るには、皮をできるだけ薄くむくか、皮ごと料理するとよいでしょう。
また、β-カロテンは脂溶性といって、油に溶ける性質をもっています。
油で炒めた料理にして食べると、吸収が良くなります。
例えば、人参とゴボウの「きんぴら」。
ゴボウは、人参と同じ体を温める野菜なので冷え性の人にもおすすめの料理といえます。
その他、油で炒めて作る料理には沖縄の郷土料理「にんじんしりしり」などがあります。
体を温める人参ジュースで栄養を手軽に摂る
手軽に人参の栄養を摂るにはジュースにして飲むのもオススメです。
人参ジュースを毎日作るのは後片付けが大変という場合は、市販のジュースを飲みましょう。
カゴメ株式会社のサイトによると、β-カロテンは生の野菜から摂るよりも野菜ジュース等の加工品で摂る方が吸収率がよいそうですよ。
人参などの野菜が足りないときは補助として野菜ジュースを取り入れたいですね。
ジュースでも温め効果を実感することができますよ。
また、人参ジュースで「便秘が解消された」「ダイエットにも効果がある」などという話もききます。
冷え性対策に人参ジュースを飲み続けたら、いろいろと嬉しいオマケがついてきそうですね。
さいごに
人参は、栄養たっぷりで使いみちが広く料理に彩りを添えてくれる野菜です。
買い置きができるので常備しておきたい食材のひとつですね。
人参を使った料理やジュースで体を温めて冷え性改善していきましょう。