アプリコットカーネルオイルとは杏(アンズ)の種の中心部分(杏仁)から抽出したオイルのことです。
イボ取りに効果が期待できることで知られていますね。
実は、スキンケアや頭皮ケアなど美容オイルとして全身のケアにも使えます。
アプリコットカーネルオイルに期待できる効果効能とイボ取りなど効果的な使い方について調べたことをまとめてみました。
アプリコットカーネルオイルの特徴
杏仁オイル、杏子オイル、アプリコットオイルとも呼ばれているアプリコットカーネルオイル。
原料となるアンズは昔から中国では美肌作用が知られています。
アプリコットの果実をつぶして肌をやわらかくするためのフェイシャルパックとして使われていました。
また、中華料理ではアンズを使った杏仁(あんにん)豆腐のように身近な食材としても使われています。
さらに、咳やぜんそくの治療目的で処方される漢方薬の原料としても古くから用いられてきました。
成分
5種類の高級脂肪酸とビタミンEが豊富に含まれています。
・バルミトレイン酸:別名「若さの脂肪酸」
・パルミチン酸:紫外線から肌を守る
・ステアリン酸:皮脂に油を補給して滑らかな肌を作る
・リノール酸:皮膚の乾燥・老化・角質硬化を防ぐ
・オレイン酸:保湿効果&過酸化皮脂を予防
・ビタミンE:抗酸化作用が高い
特に「天然の美容オイル」ともいわれるバルミトレイン酸がたくさん含まれているのが特徴です。
浸透性と保湿効果にも優れています。
肌をやわらかくし、しなやかさやハリを保ち、荒れた肌を再生する働きもあります。
使用感
浸透性が高く肌になじみやすいのが特徴。
さらっとした使用感でベタつきも少ないです。
浸透性が高く肌になじみやすいのでフェイシャルのトリートメントやマッサージに最適です。
甘い杏仁の香りがします。メーカーによっては、ほとんど無臭のものもあります。
非常に使いやすいオイルといえるでしょう。
アプリコットカーネルオイルの効果・効能
・肌にすばやく浸透し潤いを与える
・肌をしっとりなめらかな状態に導く
・シワやたるみなど老化の予防を助ける
・細い髪やコシのない髪にハリを与える
イボ対策できる理由
皮膚を柔らかくする効果が期待できるリノール酸が多く含まれていることが理由です。
美容オイルとして知られているオリーブオイルと比較してみましょう。
オリーブオイルのリノール酸の含有量は約10~15%です。
それに対してアプリコットカーネルオイルの含有量は約30%。
アプリコットカーネルオイルに高いイボ取り効果が期待できるというのも納得ですね。
ちなみに、イボと言ってもその原因は様々。
肌の老化による角化症のイボ以外にも、ウィルス性イボやガンによるイボなどがあります。
アプリコットカーネルオイルが効くのは角化症によるイボだけといわれています。
・紫外線から肌を守る
・皮脂に油を補給して滑らかな肌を作る
・皮膚の乾燥・老化・角質硬化を防ぐ
・保湿効果&過酸化皮脂を予防
・抗酸化作用
アプリコットカーネルオイルの使い方
洗顔後に化粧水で肌を整えた後に、少量を手に取り気になるところに適量を塗ります。
潤いが足りない部分はマッサージしながら二度づけしましょう。
スキンケア
春から夏にかけては紫外線が強くなる季節ですね。
日焼け止めクリームをつけ忘れて紫外線をたくさん浴びてしまうと肌が乾燥してカサカサになってしまいます。
紫外線を浴びた肌を放っておくとシミができてしまう可能性が高くなります。
アプリコットカーネルオイルでケアしましょう。
保湿力が高いので乾燥した肌をなめらかにしてくれます。
あまりべとべとしていないのでクリームやローションに混ぜずにオイルそのものでマッサージしても使いやすいです。
2~3滴で十分に潤います。目もとや口もとに重ねづけするのもいいですね。
ヘアケア
日差しを浴びてダメージを受けた髪や頭皮のケアにも使えます。
髪に使う場合はパサつきが気になる部分に数滴。
乾いた状態でも、ぬれた状態でも使えます。
かかとのケア
寒い季節は、かかとのひびわれに悩まされることも多いですね。
そんな時に使うのもオススメです。
特に、お風呂上りに、すり込むように塗るのが効果的です。
さいごに
今回はアプリコットカーネルオイルに期待できる効果効能とイボ取りなど効果的な使い方を紹介しました。
・皮脂に油を補給して滑らかな肌を作る
・皮膚の乾燥・老化・角質硬化を防ぐ
・保湿効果&過酸化皮脂を予防
・抗酸化作用
首のポツポツだけでなく全身のケアに使えるので常備しておくと重宝すると思います。
ところで、アプリコットカーネルオイルは値段が高いというイメージがありませんか?
実際に使ってみると伸びがよく少量でもツヤツヤになるので意外とコスパはよいですよ。